第2915回 例会「クラブフォーラム」

担当:担当:クラブ研修リーダー 髙橋 宏君
講師:難波有三君

新型ウイルス感染症予防の為 休会

 

 

 今週予定されているクラブフォーラムに、クラブ研修委員会の髙橋 宏委員長より卓話の依頼がありました。年度計画書を見ると、委員会として今年度「元気なクラブづくりのために活動する」旨の記載が有ります。「元気なクラブを作ろう」と言うことは、奉仕団体として何某かの活動を進める上で、会員相互の意識の向上が大切なのではないかと考えていこうと理解しました。そこで、先ず私なりに考えたことは、私が入会しこの活動に少し慣れてきた頃に、先輩から厚木クラブは「職業奉仕」を大切にしている旨のお話を聞く機会がありました。また、それが実際にどういうことなのかを考えさせられる機会にも恵まれました。

 

 私が入会するときに紹介者となってくださったのが、嘗て市内で小児科医院を開業されていた今は亡き遠藤義夫先生でした。病院には連日診察を希望する多くの親子が来院する中で、どの患者に対しても"健康と安全"を一番に考え、時に保護者にとって厳しい苦言であっても、大切なことは迷わず伝えられる名医でおられました。更に与薬に於いても、カルテを確認して以前渡してある薬が保管されていることを確認したうえで、その薬を使うことを指示し、余分な薬は出さない等の信念に基づいた診療をされておられました。実際に私の子ども達もお世話になっているときには、家庭での薬の管理に付いて、薬を無駄にしないようにと厳しい助言を頂くこともありました。

 さて、遠藤先生の生前のお姿から思い至るのは、私達は様々な職業に就いていますが、自分の生業を介してお客様や従業員等に対し、誠意と愛情を持って接することが、自分の職業に対しての尊厳を保つことになり、更にその姿が「職業奉仕」というロータリーの精神にも繋がっていくのではないか、ということなのです。

 今年度私は新世代奉仕委員会に所属しています。今井委員長には既にお話してある内容ですが、厚木市教育委員会では、市民からの寄付金をもとに、未来を担う子ども達の夢の実現を応援するために、平成26年に厚木市久保奨学金基金を設置しました。奨学金の内容は

・中学生が高校に進学した際に支払う様々な諸経費の支払いに対し支援するもの。
・高校性が修学旅行に要する費用の一部として支援するもの。
・中学生が部活動に入部しその中で活動する際に必要な費用に支援するもの。

 以上3つの奨学金の共通要件として、経済的な理由で活動や教育を継続する事が困難な生徒に対して、一定の基準(学業に対する態度など)を満たすことで支給されるものです。

 クラブも今年度創立60周年と言う還暦を迎える記念の年でもありますので、記念事業の一つとして、地域の未来を担う子ども達に支援をすることが出来ないでしょうか。ご検討を宜しくお願い致します。

 

クラブ会報・IT委員会 2021年 1月 19日 火曜日 | | 例会